【指輪サイズ決定の注意点】

★指輪のサイズって決めるの難しい?

このページは当ショップ店長micoraiがお話いたします!宜しくお願いします。
答え:難しいと思います。
なぜなら、指輪の内径(サイズ)は変化がなくても、指の状態は日々変化をするからです。
 
生活習慣の影響によるむくみ、体調の変化や体質・体格の変化など、短期的にも長期的にも、指の状態は常に変化をしているため、「適正と思える指輪サイズ」はころころとかわってしまうからですね。

 

★実験

平均のサイズを割り出すことの大切さを知るために、ある実験をしたことがありました。
<実験内容>
・朝昼夕決まった時間にサイズを計測(一週間)
・目を閉じた状態でどのサイズの指輪が「ぴったり(適正)」と感じるかを記載
結果↓
 
#12 #12 #13
#11.5 #12 #13
#13 #13.5 #13
#12 #12 #13
#12 #12 #12.5
#13 #13.5 #13.5
#12 #13 #13

<実験結果>
なんと、、最小最大値でサイズ2号の差がでました!
これでは、例えばジュエリーショップに一度来店しただけでサイズを計測し、指輪制作をするとしたら大変なことになってしまいますね。。。

もし、火曜日の朝に計測したサイズを元に指輪を作ってしまったらどうでしょうか。
一週間のうちの大抵の時間は「きつくてサイズがあわない」と感じてしまうのではないでしょうか。
この方は、おそらく#12または#12.5が適正と思えるサイズだったはず。そのサイズであれば
日々の体調の変化の影響を受けても、つらい違和感は感じることが少ないはずですね。

*被験者独自の体調やその時の生活状況が起因と考えられます。あくまで一個人の感想であり、当ショップの経験に基づいたデータであるため、本結果がすべての方に適応されるわけではないことをご理解ください
 

★どうすればいいの?

常にぴったり(適正サイズ)と思える状態をキープすることは不可能ですが、すこしでも「適正と思える時間」が長いほうがいいですよね。
その為、一度や二度の計測ではなく、複数日に分けて平均のサイズにすることをお勧めていています。

遺灰指輪はそのデザインの特性上サイズ直しができません。また、意味のある指輪を簡単に切り離すこともお勧めできません。
できるだけ多くの日をサイズ計測し、平均的なサイズで制作することが、末永く一緒にいられる指輪になります。


(当ショップではサイズゲージの貸し出しも行っていますのでお問合せくださいませ!)
 


★適正なサイズって??

ちなみに、「適正なサイズ」ってどういうサイズを示すのでしょうか?

「関節がすんなり通ったほうがいいの?」
「指輪がクルクル動かないくらいがいいの?」
「少しくらい余裕があったほうがいいの?」
などなど、真剣に考えれば考えるほど何が良いとされるのか、わからなくなりますよね(苦笑)

実は、ジュエリー業界一般的に、推奨する「サイズ感」というのはあまり見かけることがありません。
その為、最終的にはお客様のお好みが大切、ということになります。
「少しくらいきつく感じるほうが安心する」
「苦しい感じは嫌いだからゆるめがいい」
など、なんとなくでもよいので、思う気持ちに従うことが大切です。

そこで、注意です。

この時に「関節を通すことを考慮に入れて決定する」ことだけはよくないと考えます。
大切なことは、「着用時の心地よさ」なので、当ショップでは着脱時のことを優先することはお勧めしていません。

指輪サイズを決定するときに、関節を通すことを優先することで起こる「指輪疲れ」と「内甲丸」の関係については別ページにも記載がありますので遊びにいらしてくださいませ。
品質-着け心地- LazolaEterno(ラソラエテルノ)を見る⇒

 

最後に、私の思う適正サイズの決め方をご紹介いたします!
私は「少しだけ緩め」が好みなのですが、具体的にどうなるとNGなのかを以下で説明します。

下の着用写真、右左と同じ雰囲気に見えます。どちらも指輪が勝手にクルクル回ることもなく、手を強めに振っても嵌めた位置からズレて動くことはありません。そのため、どちらも適正サイズの範囲だと考えます。



ですが、指輪を動かしてみると、左側はストレスなく指輪が動く一方で、右側はお肉(皮)が苦しそうに集まってしまいます。左の指輪より、右側の指輪がお肉(皮)を強めに圧迫している証拠です。



私は比較的むくみやすい体質のため、右側NG例のようなサイズだと、時によってはきつく感じてしまうことが多くなってしまいます。
そのため、左側のOK例のように、「指輪を動かしてもお肉(皮)の上をするりと動くこと」が私の適性サイズです。

参考になさってくださいませ。